巨樹 赤城
3月20日はKさんと赤城
3週間ぶり2回目、Kさんはお初。道の駅で待ち合わせて群馬へGo🎵
現地ではオザーさんに再びお世話になった(*^^*)
前回は連登で、花崗岩のボルダー、砂岩のルート、安山岩ボルダーと巡った3日目で難しいのをやる感じじゃなかったな(^^;
このところの自分はといえば、花粉が最盛期に入ったタイミングで体調を崩してしまい、ずっとONになりっぱなしだったスイッチが突然OFFになってしまっていた。
クライミングのスタイルについて考え直す良い機会になったのも事実だけど、この2週間はずっと沈んでいた。
インスタもブログもなんか暗いしね笑
でも、霊山で孤独の中で深く岩と関わることは、少なくとも心を元気にすることに繋がったようだ( ´ー`)
霊山ボルダーランド 参の尾根
https://youtu.be/IRtsNP5pXPs
(まだ行ったことが無い人は霊山、おすすめですよ)
話が逸れたが、そういう訳で何となく元気が出てきて、Kさんと盛り上がりオザーさんに連絡取って赤城行きに決定した。
当日は諸事情(笑)により、現地で直接集合にして、先に着いた2人でエリアイン!
先ずはメインエリアをざっと見て回ってからコケスラブ。
自分もここから登ったし、何となくまずこれから!!
って課題だと思うですね。
Kさんは嵌まることなく早々に登り、自分も前回登っているので3トライ目で再登。
(リップを止めるKさん)
コケスラブ「行くかすべるか? 3級」
https://youtu.be/zsHYVt2XKoc
(動画は前回の。良い課題だけど、やっぱり怖いな!)
いろんな意味でアップになる良い課題だねって言ってたあたりでオザーさん到着。
改めて挨拶して雑談したのち、オザーさんはプロジェクトをやりに奥へ向かって行った。
ガンバです!
そこからは各自別れてガンガン登ることにして、自分は前回登れなかった「朽木倒し 初段」へ。
雲ひとつ無い青空、暖かな日差し、なのに乾いた涼しい風、コンディション良好の身体。
最高じゃないか!
前回何となく出来てた抜けのパートと、スタートから数手トラバースしてからの繋ぎの部分がどうにもしっくり来なくて、下のポッケ足踏んだり、ヒール位置変えたり色々試す。
指力がなくて足技に逃げがちな所を遺憾なく発揮して、ひたすらヒールすることにした。ただ、これだと体が真横になるのと、左カンテに左手を出すときの推進力が足りずここでも難航する。
最終的に、僅かに指の掛かる外傾エッジで寄せてのデッドで解決できた。
何度目かのレスト中にほっこり。
(どういたしまして( ´-`)✨)
左カンテ取って、リーチパツパツで足元見えずにきつかったけど、なんとか押し切って完登!!
朽木倒し 初段
https://youtu.be/s8ikdgVu9lo
(完登してこんな声出したの初めてだわ笑)
なんか久し振りに良い登りが出来た気がするな~
腐らずクライミング続けてて良かったと心から思った( o´ェ`o)
なんか気分が乗って来たので、ビックシップの「転覆 1級」をやることに。
高さと言うよりは下地の段差が気になる課題で結構怖いけど、トポのラインは「ビックシップ 2段」には合流しないようだし、行けるなと思いトライ。
気合いを入れてフラッシュ狙い。スタートは縦カンテ状をマッチして、一手目でリップのガバ、数手リップをトラバースして、左のガバを取ったら一手目にヒールしてマントルからのトップアウト🎵
(転覆風のなにか)
https://youtu.be/0JBEXcwrINA
後で聞いたら、もっと左の三角ガバまで行くラインだったみたい。
"課題"として捉えるとちょっと残念だったりもするけど、"岩登り"としてはとても素敵な経験が出来たので登攀そのものにはとても満足している。
「ビックシップ 2段」を触る時が来たら、またその時にやろう。
意気揚々と「欠けたんです 初段」へ向かう。
(沢状の中にあって中々に格好いい)
取り先が見えないのと、着地の位置が掴めるまではおっかなびっくり。だんだん岩を避ける着地に馴れてきたら取り先に集中出来るようになってきた。
スタートホールドは割りとポジティブなんだけど、足を残して届くのは小カチだし、ガバスローパーまでだとランジだなぁ、、、やだなぁ、、、
とか思いつつ、レストで車に荷物取りに行ったり、Kさんの「土木 2段」トライの様子を見たりしてから再びのトライ。
(エリア名由来の巨樹、もはや神々しい)
暫くしてプロジェクトが解決できず少ししょんぼりしたオザーさんが降りてきたので、アドバイスをもらったり、雑談したり。
足位置変えて正体で出ることにしたものの、傾斜を感じるし遠くて、あと5cmを届かせることが出来なかった。
動画を見返すと、上半身での引き付けが足らず&出るタイミングが早い→足で距離を出せてないって感じがする。
飛び出した瞬間には3割位はランディングに意識を向けてるので、最後のひと引きが出来ていないんだろうな~
これはもうそういう動きに慣れてるしかないな!
だんだん距離が出なくなってきたので(後ろ髪引かれまくったけど)深追いせずに終了。
20回~位やったかな?
ここいらで16時。
Kさんもうちょい粘るとのことだったので、自分は一人で道路沿いのハイボールへ行くことにする。
5~6m位でストレートアップ、2級という決して易しくはないグレード。下には気になる岩。
何でこのタイミングにしたんだろ(;´-`)
とはいえ前回来たときからずっと気にかかっていたので決心してトライ。
結果、中間部のカチと右カンテを押さえての足上げが出来ず~ダウンクライムを3度繰り返して敗退。
足上げムーブに入ったら間違いなく戻れないので、そこを越えられなかったことは精神的に負けたことになる。
「一日の最後にやるやつじゃないな」とか「よれてた」とか言い訳しちゃったなぁ。結局は実力も覚悟も足りなかっただけだな。
(身も心も鍛え直してまた挑戦しましょ!)
そろそろ良い時間になったので撤収して、最後に別エリアを案内していただく。
気を付けないと猟師に撃たれちゃうかも知れない熊笹をガサガサ掻き分け、最上部の「ダモ 2段」に到着。
素晴らしいラインを持つ岩と、ロケーションと、素晴らしき一日を振り返る良い時間となった。
(目標課題がまたひとつ増えちまったぜ!)
前回も寄ったジローで、オムレツカレーライスとしっかりパフェまで食べて(巻き込んで全員で笑)終了、帰路に付いた。
まだ2回しか行ってないけど、すっかりここを気に入ってしまった。地元のクライマーが何に縛られること無く、己の見出だしたラインに挑戦し課題を残していく。
「それこそがクライミングである」と自信を持って言えるクライマーが多いんじゃないかと感じるし、そういうクライマーを尊敬してやまない。
リピートを卑下する訳でもインドアを否定する訳でもなく、色んな価値観があるのは理解してるつもり。自分の思う格好いいクライマーになりたいと願うのみです。
薄氷 霊山
霊山ボルダーランド
岩登りの文化とは「登山から派生して進化したもの」だと言えるし、「いやいや、全く別のものだよ」とも言える。
まあ、そんなのは学問じゃないからなんだって良いんだけども。
間違いなく言えることは、どちらも多分に冒険性を孕んでいるということだろう。
一口に冒険性といっても、他人から認めてもらうための自己顕示欲から発露したものと、自認のみが全てのものとに大きく別れるものと思う。世の中で全く始めての事への挑戦と、すでに成されている事柄への自分自身の挑戦と言うことも大きな違いだ。
などと分析してみるものの、それらの中を複雑に行き来して、環境やタイミングなどの不確定要素に翻弄されながらも皆その時の最善を尽くしているのだとも思う。
要は、自己満足(肯定)の部分と、人から「スゲー!」って言って貰いたい心はアンバランスな相関関係にあると思うわけです。
修行の場として思い浮かんだのは霊山だった。
昨日、今日と2日間に渡って北風に吹かれ、誰とも会話することなく、静けさを楽しんだ。
登ってやりたい課題は沢山あったけど、悉く振られてしまった。
また、頑張ろう。
黎明
#なんとなく過去動画シリーズ汁 初段 (juice V6/7) 大倉ボルダー#クライミング#ボルダリング#外岩#フリークライミング#トラッドボルダー#ノーマットスタイル#大倉ボルダー#汁岩#汁#climbing#tradclimbing#rockclimbing#bouldering#climbing_is_my_passion#withoutcrashpad#beauties_of_nature
しばらく前になるが、尊敬するクライマーのブログに、
「これは腹が減ってるのに何が食べたいのかわからない状態に似ているな。
ー中略ー
要は、【登りたいという漠然とした欲求はあるのに、何を登りたいのか分からない】状態だった」
という記載があった。
その時は、「ふーん、クライミング歴も長くなるとそんなこともあるんだな」と思っただけだった。
頭に血が登ったままの勢いで完登まで繋げたピラニア。
漫然とした苦手意識を拭えぬままシーズンが終わろうとしているギル。
次は何をトライしようかと浮わつくだけの心。
意識の焦点が定まらない。
あれ?
何のために登ってんだっけ?
SNSで過去の切り売りをして溜飲を下げたところで何も満たされない。
むしろ焦燥感が強まるばかりだ。
【登りたいという漠然とした欲求はあるのに、何を登りたいのか分からない】
ああ、これだ。
自己を見つめ直すべき時なのかも知れない。
Like a traditional climber
今更ながらブログを始めてみる。
ボルダリングに傾倒し、YouTubeでの動画公開を経て、instagramで日々の投稿をするようになった。
今まで無かったような繋がりが生まれ、マットを使わない、いわゆるノーマットスタイルに対する理解を示してくれる仲間にも恵まれ充実の日々を過ごしている。
だけど、「文化を継承し残していく」という自分にとって大きなテーマを扱うにはいささか物足りなさを感じるところ。
いや、物足りなさと言うよりは、「刹那(的な成果)主義」とでもいうものの象徴であるSNS環境に、ある種の居心地の良さを感じてしまう自分への恐怖とでも言おうか。
いいねの嵐の後には、傾けた熱量のどれだけが残るのだろうか。
とはいえ、自分の矜持に従い自分の為に登って、一人満足して完結出来るほど崇高な人間には今のところなれない。
「自分のための記録用っすよ」と嘯きながら、クライミングにおける日々の記録を残していきたいと思う。
そして早速のYouTubeリンク笑
自己紹介代わりに。
笠間ボルダー ターゲット
ノーマット、ノースポット、グラウンドアップ、ロープを使って…
続きは改めて別の機会にまとめます。