岩と修羅

Like a traditional climber

動揺 赤城

赤城ボルダー 5/17

今日もせっせと赤城通い。

朝から気温が上がって、こりゃー半袖日和だなとか思ってたらエリアに上がっていくにつれ、

暗くなる

霧が出る

道路濡れてるよ?

雨が降る

ってな感じで全然登れる感じじゃなかった。


晴れ予報だったのになんで!?

と思ったところで変わらないので、最近頑丈になったゲート近くに車を停めてふて寝。

10:30頃に起きたらとりあえず雨は止んでたので、ダモには後で行くことにしてメインエリアの偵察へ。

今年の4/1(だったか5/1)~来年同時期の1年間、道路工事が行われると書いた"車両通行止めバリケード"の前に停めていたので、そのままエリアに入ってしまったがこれが良くなかった。

※理由は後述



エリアに入ってみると山全体に湿気が溜まっている感じで不快。しっけしけで何も出来ない感じだったけど、「奈落 初段」はぎり大丈夫そう。ペーパータオルで拭いてチョーク&ブラッシング&手でペチペチして何とかトライできる状態に。

シューズを履いて、ここで12:00くらい。

風が出て、太陽が照ってきて、時間を追うごとに乾いて行くものの岩を握っているとすぐにぬめる。

きっと岩の気孔の中は乾いてないんだな。

見た目はまさに奈落の底に落ちてしまいそうな課題だが、やってみたら意外に危ない感じはしなかった。

初めはパワーで1手目を出してたけど、右足への乗り込みに馴れてきたらあんまりパワーを使わないコツ系の課題に変化した。

最近のメインシューズのインスティンクトVSRではどうにも右足が抜けてしまうので、リソールから返って来たばかりの同VSにチェンジ。

今回リソールをお願いしたのはナカダ商会さん。

最近周りの評判がとても良いことと、VSRの柔らかい感じが最近お気に入りなので、VSみたいに硬いシューズに柔らかい(≒フリクションが良い)ソールだと良いとこ取りなのでは!?

と期待したため。



一旦話が逸れるが、インドアでも一度履いたことと、今回使用した上でのレビューをば。


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・ソールの接着面の処理が丁寧でめくれ上がるようなことはなさそう

・エッジの立て方がきれい

・リソール前より爪先部分の窪みが大きく、二段構えのダウントゥになっている

と言うのが見た目の感想。

・アンパラレルラバーのフリクションがとにかく良くて滑る感じがしない=岩に食い付く感じ

・強くなったダウントゥによりフィット感が高まったのと、形状から掻き込み力が強くなった

・シューズ自体は剛性が高いので「エッジングしてるのにソールが面で粘る」みたいな良い相乗効果が生まれた

と言うのが使ってみた感想です。


VSRとは明らかに違う使用感で、めっきり出番が減っていたVSとまた良いお付き合いが出来そうです。

勿論これはあくまで僕の場合だし、これらの特徴がマイナスに作用する課題もあるとは思うけどね。

とはいえ、VSRとハイブリッドVS、クラックやヒールがシビアな課題で使用しているミウラ。この3足で大体カバー出来そうなので、今のところとても満足している。

興味があるけど迷っている方は思い切ってリソールに出してみることをお薦めします。



さて、話は戻って奈落。

2手目への飛ばしが上手くいかず、気分を変えて上部をばらしてみる。2手目を持ってから始めると重心が上がった状態からなので左足ヒールはさほど難しくなく、あっさり3手目が取れた。

その上はもう簡単だけど今日は苔がびっしゃびしゃなのでそこからも結構怖かった笑

んで、「2手目が取れたら楽勝じゃん!?」とテンション上がりつつ何度目かのレスト。

3、4トライもすると指が温まってしまいフリクションが急に悪くなるので、ただでさえぬめりがちなので連続でトライできない。

だんだん2手目が止まりそうになるが、デッドで叩くと反動で足が抜ける。考えた結果、ルーフ下の左足スメアでのロックと、右手は反動を付けすぎず出すだけ、を意識したら安定して取れるようになった。

が、すっぽ抜けて、インスタに投稿したシャウトをかましつつ登れず。
この動画何回見ても自分で笑ってしまう笑

とはいえ、もう少し声の大きさには気を付けないといけないと反省。うるさいだけならまだしも事故に間違われちゃうからね。

そうそう、「気を付ける」といえばこのあと職質されました。他県ナンバーの車を心配した(不審に思った?)人の通報により駆けつけた警察にです。

基本的に登っている最中は機内モードにしているので、解除したら謎の着信が、、、

下4桁を見ると、これ明らかに警察からじゃん!
とビックリしつつ車の事だとピンと来てすぐに折り返す。

やっぱり警察で、「車の所に警官がいるので本人確認のため来て欲しい」とのこと。空身でダッシュして車に戻るとパトカー5台、計10人の警察官に迎えられた。

どうやら他県ナンバーの車が長時間停まっているので事件or事故を心配した人が通報で間違いないみたい。警察でも持ち主に電話が繋がらないもんだから万が一も想定してたくさん来たもよう。

驚かせてすみませんと謝られつつ、こちらもご迷惑お掛けしてすみませんと謝り、事情を説明する&聞かれ本人確認やら車内の確認やらされて終了。

山岳県なので、岩登りに理解がある警官もいて、「岩登りに来てるんです」と言ったら一瞬で理解してくれて助かった。
それ以上は特に何もなく、気をつけて楽しんでくださいと言って帰って行った。


さて、最初の方に良くなかったと書いたのは、駐車する位置のこと。最近新しく設置された頑丈なゲートの前は駐車しない方が良さそうです。弾痕エリアのスペースなど少し離れた所にするか、オートレース場方面から入り自然公園の駐車場を利用すると良いでしょう。

また、「岩登り中」の表示を出すなど車を見掛ける人への配慮も必要と思われます。

ゴミの投棄が多いらしく監視員も毎日巡回しているようですし、今後行かれる方はご注意ください。


ここで終了と思わせておいてまだ登る。

すでに16:30になり、またもや空が暗くなってきたので焦りつつトライ。

良い感じに繋がりそうではあったものの最後のひと踏ん張りが効かず終了。

悔しすぎる!

コンディション悪いったってトライは出来てるんだし、頭が痛いって言ったってやっぱりトライは出来てるんだから登れないのは只の実力不足。

くりかえすが、悔しすぎる!

また来ることを誓いながら撤収して下山。



夕飯は桐生市多賀城という牛タン屋さん。リーズナブルなお値段にも関わらず、牛タン定食もタンシチューもとっても美味しかった。

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同市内の湯ららで入浴して帰宅。

あんまり登れてないので家でぶら下がりトレを少しだけしてから寝た。

長閑 赤城

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赤城ボルダー 5/8

獅子岩でマルチをやってから、GW明けまでの3週間はほぼ休みがなくて岩に触れず。自宅で細々と指トレと筋トレ、帰り道で山岳会のウォールで1時間だけ登ったり、アクティブレストでランニングしたりして溜飲を下げていた。

が、そんなもんで岩に触れないストレスは解消されず。



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ラン中に見かけた亀。ひなたぼっこしてた。


仕事が終わったらそのままソッコーで前橋まで。
明日のクライミングを想像しフガフガしながら定番化しつつある場所で車中泊

翌日は快晴☀️

日差しが強く暖かいので油断したけど、午前中は北風で結構寒かった。


今回鼻息荒くしてたのは、オザーさん初登の

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「ダモ 2段」

をトライするため。この前案内してもらってからずっと気になってたライン。


メインエリアから少し離れているので、アップ課題が無い事が懸念材料ではあったが、はやる気持ちを押さえきれずダモまで一気に上がる。

一度通ったところは(あんまり)忘れない特技を発動し無事ダモの前。ここで9時くらい。

まだまだ身体が起きていないのでウロウロ歩き回ったり、体操したり、適当にぶら下がったりしてアップ。

コンディションを整えたつもりではいたものの、やはり十数連勤の疲れは蓄積されていたようで、身体の芯に残る疲労感を酷く感じる。

すでに疲れとるびっくり!

なんて言っていても進まないのでシューズを履いてトライ。


んん?

フルシット(完全にお尻を地面につけたSDスタート)からだとスタートホールドに手が届かん。

ずっとモジモジしてるとチョークがなくなって、さらに腹筋が疲れてきたのでおとなしくスタートホールドを握ってからポジション入ることにする。

それでも良いとこ持ててないからちょっとだけスタートが悪い。

で、何度かやってたらスタートは楽になってきたけど、リップへ手を出す時の足位置を悩む悩む。

だんだん調子出てきたなーと思ってたら連続で足がカツってすねやらひざやらを強打。
 
体幹での踏ん張りが効かないせいか。

だんだん腫れて来るし辛くなってきたので昼過ぎに撤退を決める。


足置きは分かった(気がする)ので、次回はリップに思い切る勇気とフレッシュな身体を用意して訪れよう。



ゆっくり下って車でちょいと休憩してからメインエリアへ。前回来たとき後半だけばらしておいたトラバース課題をやることにする。


メインエリアから少し下った林の中にある、iron maidenの岩。

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よく見ると格好いい


こないだは身体が真横になるのが怖くて、前半部分を組み立てられずにいたけれど、意を決してヒール。

うん、これだね!

手も体勢も少しずつ負荷の少ないポジションが決まってきてシークエンスは確定。


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すっぽ抜けて、コエーとか騒いでたトライ


ずっとパーミングなので、湿度20%台の乾燥した空気にだいぶ助けられた。

ちょいとレストして繋げの3トライ目。

https://youtu.be/ZTNNTRd7pfI
できた。


体幹ヘロヘロな割にはヒール使えたり、そもそもトラバースが好き/得意だったりしたので良かった。

只の保持力じゃない味わい深い課題だった。



移動の疲れもあるのか、疲労感が酷く、掃除をしたら早めに切り上げ。

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まだ時間早いな~
あの課題もやったら出来るんじゃないかな~

などど引かれる後ろ髪を残置して車へ。ちょいと昼寝してから下山。


前橋高崎辺りは盆地になっているので、この辺りの山から降りてくると街明かりがとてもきれい。

今回は明るい時間帯なので新鮮だった。

春から夏へ移り変わる長閑で美しい景色の中をゆっくり楽しんだ。


思いがけずナイスビュー
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温泉は今回初めての粕川温泉 元気ランドへ。
なかなかいい施設だったのでまた行こう♨️
夕飯もここで食べたけどめちゃくちゃ量が多くてびっくり。


足音を聞きつけて集まってくる恐怖のいきもの
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という訳で成果もあって充実した1日だった訳だが、その後2日間くらいはひざとすねが痛かった。


次にトライするときは今日の自分を越えて行きたい。
頑張るしかないですね。

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薫陶 獅子岩マルチ

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4/17(水)

群馬県子持山に有る獅子岩でマルチピッチのフリークライミングを楽しんできた。

記録を辿ってみたら今回で5回目。同一ルートで数えると谷川岳の一ノ倉のルートより登ってるかも。

前からマルチに行こう!って言ってたメンツでやっとこさ都合がついた。TNさんは同じ山岳会かつ職場のなかま。TBさんも元職場のなかま。

ほんとはもっとちゃんと練習してから行くべきなんだけど、特に危険な箇所もないしぶっつけで。


4:30にいつもの待ち合わせ場所で。
集合したらすぐに高速へ乗り、途中の波志江SAで朝食を調達して、今日の最終打ち合わせをしつつ伊香保ICで降りる。

道の駅こもちで最後のトイレ休憩して子持山へ向かう。場所は分かりやすくて、ナビで子持神社と入れば迷わず行けるはず。

事前にネットでチェックした情報だと子持山登山道の最奥駐車場の7号橋駐車場までは入れなくなっているらしい。3号橋辺りから歩いたとか書いてる記録もあって、そのつもりで居たのだけれど、おや?

6号橋まで入れた!

これは思いがけずラッキーだった。


駐車場に7:00頃着いて、歩き出しは7:15。

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「毎回同じことしてても仕方ないし、残置無視スタイルで行ってみよう!」と思い、カムやらナッツやらも持って来ていたのと、久し振りの歩き&風邪引き始めでアプローチがやたらときつく感じる。

足の速いパーティーで30分強の道のりだが、ゆっくり歩いて8:00頃取付に到着。
この時期は見通しが良くて取付が見付けやすくて良い。

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平日なのとそこそこ早く着いたので一番乗り。
身支度の速さも実力の内!ってことでちょいと急してしまったが、焦っても得にならんな。
トップとフォローの役割分担などを話しつつゆっくり準備することにする。

8:45クライムオン!

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天気は晴れ~薄曇りで15℃前後。乾燥していて良いコンディションだ。
ルートのピッチ数やグレードなどは他の詳しいブログ等に譲るが、今回は全7ピッチの内1,2ピッチ目と、5,6ピッチ目を繋げて登った。


何だかんだで最近はボルダーばかりなので、ロープワークに付随する色々な勘が鈍っている。登ることそのものは問題ないけど、効率的な支点を素早く構築する等の勘所ってやっぱりいつもルートに入ってないと鈍るよね。


登り始めてすぐ後続パーティーが来た。

残置無視は早々に止めた。
こんな勘の鈍った状態で、初めてロープを組む様なパーティーでやることじゃなかったなと反省。スラブの安山岩でクラックなどの摂理を求めにくい。それに後のピッチを登っている時に、単純にギアの数も足りなかったなと感じた。

まぁ、そういう眼で今回しっかり観察できたから、次回やってみよう。


2ピッチ目終了点で、もたもたと支点を作り、フォローは同時登攀で登ってもらう。ショートルートはそれなりに登っているので危なげ無く登ってくるが、外傾/横向きのホールドが多く登りにくそう。


3ピッチ目は短いが巨大なフレークが印象的なピッチ。
冒頭の写真で獅子のわき腹中央辺りのデカイフレークがそれです。

フェースからフレークに移るのが核心で、ムーブは色々あると思うけど、こういうのに慣れてないとちょっと恐いかな。

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フレーク上がテラスになっているので快適。トップ固定で登っているので、ビレイ点毎にロープの受け渡し。面倒ではあるけど、システムを理解したり、ロープ捌きの練習になって良かったと思う。

4ピッチ目がルート全体の核心ピッチ。デシマルで5.8らしい。
何度登ってもシングルグレードには感じられん!
岩場によっては5.10bは付くんじゃないかなぁ?

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ちょっと脱線するけど、

・5.10台は確実に登れる

・ルートファインディングが出来る

・ボルトやビレイ点の状態を判断出来る

これらはトップを担当する人の最低ラインだと思います。

ナチュプロとかハンマーやハーケンがなくても登れるオールボルトのルートだけど、公開されているグレートがアベレージな人には支点の強度を考えても危険が伴うと思います。

A0してでも登りたいなら別だけど。

ボルトの位置は登った後でロープがまっすぐ伸びる位置に打たれていて、必ずしも登るラインに重ならない。上でルートファインディングと言ったのは、ボルトに惑わされず、弱点を読めるかどうかということです。

ー 脱線おしまい ー


そう言うわけで4ピッチ目の終了点。フォローの2人も頑張って登って来るがやっぱり難しそう。終了点直前のトラバースが恐いんだよね~

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ここいらではロープワークにも慣れてきていて、準備がスムースに進む。
この頃には風が出てきて結構ちょい寒かった。


核心ピッチが終わった!!

と安心するのは早くて、意外に5,6ピッチ目も難しかったりする。何てことない傾斜のスラブなんだけど、ホールドの乏しいパートがあって緊張する。

フォロー回収でクイックドローを落としてしまったが後続に当たらず良かった。
とはいえ、ギアを落とすのは致命的な状況になり得るので気を付けないといけないですね。

繋げた6ピッチ目は、ランニング(中間支点)をしっかり伸ばさないとロープがとても重くなってしまう。最後の抜け口が少し立っていてラインも読みにくく難しい。 

土の抜け口を上がると一般登山道に出る。
立木で支点を作ってビレイ。

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ロープスケールで30m位あるからけっこう長い。2人ともじっくり時間をかけて慎重に登ってくる。

ナイスー👍

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お疲れさま!


7ピッチ目は7,8m程度の短いピッチなので手早く準備して凹角状を登る。
登ってすぐの所のRCCは無視して、窪みに座って腰がらみでビレイする。ここではいつもこうしているが、沢と雪山以外でやるのはここでだけだな。

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3人ピークに揃って13:15。
4時間半も掛かったのは、リード固定の3人パーティーだったこと、事前の練習をしていなかったこと、何より自分の勘が鈍っていたのとが原因だろう。

そんなんでルートに入るな!とお叱りを受けそうではあるが、反省し次に活かしたい。



充分満足感を得られたので、当初予定していた有笠への移動はしないことにして、お昼食べたり景色を眺めて記念写真をたくさん撮ったりして過ごした。

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一般登山道にしては急な登山道を降り、途中で岩の基部に向かう薄い踏み跡に入ったらすぐに取付だ。


さっき落としたドローを拾ってくださったパーティーとちょうどお会いしたので色々お話しさせていただく。
なんと、この岩場を開拓した地元である沼田市の沼田山岳会の方達だった。

「開拓した当時はこんな人気が出ると思ってなかったんだけどね、たくさん人が入るようになったので放って置けなくてね~」と笑って話して居たけれど、こうして岩場に手を入れ続けるのは簡単なことではないはず。何の見返りを求めるでもないその姿勢に感銘を受けた。

そうして繋がっていく文化に薫陶を受ける。

何年経っても楽しめるのはローカルの力に依るところが大きい。
ビジターである我々は感謝の心を忘れず居たいものだ。


帰りはアプローチで通った谷には下りず、屏風岩に伸びる尾根に進む。分岐に目印のテープがたくさん付いてるので分かりやすい。

何度も来てるのにここを通るのは初めて。
気持ちの良いトレイルを歩いていると、獅子岩ビューポイントに到着!
歓声を上げてしまうほどのナイスビュー✨

これ
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ここでも写真を撮りまくり。

髪の毛笑
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ロープ笑
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あとは、屏風岩まで来たら一気に高度を下げて谷の登山道に合流する。ちょうど谷筋を下りてきた後続パーティーと一緒に歩いて色々お話ししつつ駐車場に到着。

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宇都宮の下栗ZEROで会ったことが有ることが判明してびっくり。岩場の情報交換で盛り上がる。
んでまー、その方の車で待ってた犬がめちゃめちゃかわいいわけだ🐶


名前が思い出せない、、、
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パモちゃんだったっけ??


無事下山できたことを祝いグータッチで締め。

そのまま町へ下りて、道の駅こもちのすぐ近くの「白井温泉 こもちの湯」にて入浴。

1時間なら250円、3時間で400円と安いけど、石鹸しかないのでシャンプー等は持参する必要があり。売ってもいる。

行くと必ず猫がいる
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夕飯は毎度お馴染みオザーさんのグルメ情報により、道の駅こもちのカツ丼に決定!笑
空きっ腹に染み渡るとても美味しいカツ丼でした🐱
一緒に頼んだもつ煮も具沢山で美味しかった。

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おすすめ!!


満腹になった所で帰路につく。
またもや波志江に寄ってアイスを食べたりしつつ21:30ごろ茨城に到着。

充実した1日が終わり、心地よい眠りに着いたが風邪をこじらせてしまい丸々1週間体調不良が続いた。

翠雨 笠間

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昨夜から降り続いた雨は、また少し季節を進めたようだ。

天気予報は気温の上昇を伝えるが、反面、乾燥した北風になるらしい。

諸事情により今日は遠出が出来ないので久しぶりに笠間に行くことに。

連絡を取り、月曜笠間クライマーズミーティング(?)に昼から参加させてもらった。

着いたときはまだしけしけで、どうしよーって感じだったけど時間を追う毎にどんどん乾いて良コンディションに☀️

仲間と一緒に、エモーションSD、うるま、樹海、ハングマン左右抜け、おかもちなど触り散らかした。

そういやハングマン左抜けは初めて登った。いつも右しかやらんかったから出来て良かった。


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登れたり登れなかったりはまぁ、あまり関係なくて、気の合う仲間と岩に触ればそれだけで楽しい。

渾身の樹海&ハングマンの完登に立ち会えたのも嬉しかった。

Hさんグッジョブ!
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日暮れも近付いて来た頃、冷たく乾燥した風が吹き抜けていたので、未練たらしくもギルをやることに。

帰るみんなと別れて一人でギル岩に到着。

集中できていたとは思うが、でもなんだかチグハグで、数回トライを無駄にする。やっとこ最高高度付近まで行ったが、リップに出る手前でもじもじしてたら落ちた。


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あーあ


そりゃそうだ。

照準を合わせたトレーニングもせず逃げていただけなのに、棚ぼた的に登れる訳がない。

努力不足を誤魔化し続けたツケを今払っているという自覚と、自分には登れない課題なのかという不安。

惨めな気持ちで帰路についた。

虫が増え、緑が濃くなった。
訪れるクライマーはグッと減り、笠間のシーズンが終わったことを告げる。

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お疲れさまでした。


努力を惜しまず進み続けたい。

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彷徨 金剛岩/裏榛名

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4月9日のお話。

2連休だったので本当は小川に行く予定でいたけど2日目が雨予報、道中も雨と言うことで急遽行き先を変更し群馬の岩場へ。

赤城にするか迷ったものの3秒くらいで裏榛名に決定。
未だ残る雨に恐々としながらコンビニで車中泊

起きたら快晴☀
あれ?山真っ白じゃん…
あの真っ白な山じゃないよね~と思いながら向かっていったらその山だった。やっぱりね。

黒岩P辺りまでは全く問題なしだったけどそこから先はどんどん雪が出てくる。ノーマルに戻してしまった車ではそれ以上進めず断念。平地は大丈夫だからまだ良かったけど、小川行かんくてほんと良かった。

最悪や!ってか山を舐めてた。

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山家なのにすまん

まだ8時前だし、昼には融けそうだけどどうしようか?やっぱり赤城か?とか思ってたら金剛岩の事を思い出した。以前に黒岩通ってた頃はボルダー殆どやってなかったので存在を知らんかった。

善は急げでソッコー黒岩Pへ戻る。ネットの情報漁って目星をつけたらすぐ見つかった。が、雪でアプローチがとても不快。空身で偵察して問題なしなので車から荷物を持って定着。

ドカンとでかい岩が二つあって被ってる。ぐるっと見て、課題とラインを調べて準備する。

アップ課題がない(傾斜の無いところはビショビショ)ので最初からこれ。

千丈 1級
https://youtu.be/70HvAu-Ny8Y

ラインを読み、ムーブを組み立てて、ホールディングを工夫して少しずつ繋がっていく。
途中雪がちらついたりして寒かったけど最高に楽しい時間だった。

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つららさん

ホールドはオブザベ出来てもホールディングがスローパーが多くてしっかり体制を決めないときつい。ヒールやらバックステップやらテクいムーブで組み立てて、何度目かのレストの後に完登。

シークエンスが長いのでリードルートを登っている感覚でリズムを意識した。
登りのリズムも気持ちの入り方もとても良かったなー。

安山岩に対する苦手意識は最近薄くなったかな?


さて、これが登れてしまったので次はあいつか。
連絡を取り合ってたオザーさんもおすすめのこれ。

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もはや神々しい


エリアに着いたとき、眼を奪われたのはこのフェイスだった。

誰かのSNSで見て気になっていた岩は、そうかここにあったのか。

色んな言い訳をして逃げても良かったけど、岩とラインが格好良いんだもん。
やるしかないじゃないか。

長い時間を掛けてオブザベして、いざトライ。
思ったよりホールドは良くて、2トライして上部ガバまでのムーブ確定。

と、言うと聞こえは良いけど、押し切る自信がなかったので降りただけ。でもここまでを安定させられたのは大きい。
飛び降りるのにもなかなかの高さでガバからで足下3m位か。

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覚悟のダイブ


次で登ると決めたのでレスト。
その前に上部抜けを岩の上からチェック。グラウンドアップでトライできるほど強くないし、シーズン初めで苔とか怪しかったのでこれは妥協した。

ブラシの長さで推測するに高さ6~7mくらいかな?
下地が良いのが救い。

日向で寝転がってレストしてたらいつの間にか眠ってた。

起きたらびびりが顔を出しかけたが、その場ダッシュや体操をしまくって無理やり集中する。
オザーさんに教わったドラミングも交えつつ目覚めもアップもバッチりや!

余談だけど、こういうある程度リスクを伴う課題は、いつも捻挫や骨折のイメージが頭に浮かぶ。
何度バラシをしても、集中しようとしても、そのイメージを払拭出来ないことがある。そういう課題は深追いしないことにしている。
果たしてそれは安全管理なのか逃げなのか判らないけれど、とにかく危険な行為そのものが好きな訳ではないってことです。


改めて岩の前でムーブをトレースし、イメージを固める。
上手く集中でき、流れるようにムーブを繋ぐ。
途中で恐怖を感じることはなかったし、ガバ以降は初めて触ったけどムーブが自然に出た。上部はやや左に逃げた感じになってしまったが岩の弱点はやはりここだろう。大木の存在が勇気をくれる。

今までの積み重ねに感謝。
岩の上に立ち、安堵に包まれる。

金剛岩 無名のハイボール 1級
https://youtu.be/kONBNtRoPIE


ところで、このフェースの形から金剛岩と付いたのだろうか?
足元には古い信仰の跡がうかがえる。
猿田彦大社、青面金剛、庚申塚。
"お騒がせしてます"と手を合わせた。

すっかり高くなった太陽が岩の上に輝き、まるでダイヤモンドの様だった。

すっかり満足してしまい、しばしゆっくりする。他の課題を触り始めるもどうにも集中できない。

こんだけ暖かくなったから絶対雪融けたよね!?
やっぱり諦められず、荷物をまとめ、すでに15時を回っているが急いで移動する。

予想通り道には雪がなくなってて、頂いた情報を頼りに駐車場へ。

最初の方で踏み跡を外れたりしつつも朝日の岩とかキャタピラーとか順々に見つけて目的の卓越風の岩へ無事到着。

かっけぇ!
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でも下地にうっすら雪が…
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いそいそと準備して、16時。
色んな事は出来ないから、卓越風のスタンドバージョンに目標を絞ってトライ。

雪融けどろどろ、ソールがいちいち汚れるのが不快。
だが、そんなことには馴れている。

いくつかムーブを試して、小細工なしで出した方がムーブとしては良さそうなので、少しだけレストして4トライ目。

卓越風スタンドver. 1級
https://youtu.be/T00k1-Ql22o

思った通り、しっくりはまって登ることが出来た。上部も足位置の調整で楽にリップが取れて安心した。

思いの外あっさり登れてしまったが、一人の時には日没前に安全地帯まで戻ることに決めているので潔く終了とした。

1時間も居られなかったけど、他にもやりたい課題がたくさんあるので近々また行こうと思う。

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お楽しみの夕食は、毎回お世話になっているオザーさんの群馬グルメ情報笑

高崎市の山木屋
https://g.co/kgs/HXmzu8
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まじでおすすめですわ!
臭いが付いても大丈夫な服装で行きましょう⚠

同じく高崎市内のさくらの湯で疲れを癒し帰路に着いた。

雨(山は大雪だろうが)じゃなければもう一日岩出来たんだけどなー。
天気はしょうがないよね-。

とはいえ、変更に変更を重ね彷徨したのも結果としてはとても良かったことに思える。

群馬、最高ですな🐱

春宴 御岳

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4月3日(水)に行った御岳でのお話。

※インスタで大体の事は書いてしまった感はあるものの、記録として残したく加筆修正を加えつつ転載します。
特に忍者岩に関する記事は自分の中で心に留め置くべき事項だと思うのです。

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前回赤城3月27日(水)のあと、中一日でアヴューで強傾斜トレ。土日を挟んで月曜には大子町「やみぞ」で大子町長杯後のリード壁復旧セットで1日ぶら下がってた。

そりゃ疲れるわけだわな( ´ д`)

🍀

今回一緒に行ったのは、前職場でスクールに入ってくれてた美桜と莉子🐱
子供たちは春休みなのでお父さんは平日カードを切った笑

前夜泊で出ることにしたので、冒頭に書いたスケジュールにより若干辛かった。
が、久々にみんなに会えるのと岩に行けるのとでテンションは上がる一方だ!


行程だけざっと。

真ん中Pに車を停めてすべり台岩、皆の楽しそうな様子が目に眩しい。

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ノーマットの継承者現る!
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オーストラリア岩では莉子のナイストライが光った。

良い時間になったので鵜の瀬橋エリアに移動。
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暖かで気持ちの良い中で「尺」のある岩とかゴブガリで遊ぶ。美桜、お父さんナイス!

最後に忍者返しの岩周辺に向かって、マミ岩に荷物を置いて色々観察。マミ岩、白虎岩トライして日没ごろまで。



インスタから転載 ー以下ー

Climbing in MITAKE🐒

Clearsky & What a sunnyday☀

Veryvery cute sisters, They have a strong heart🐥
Thanks for the many gifts☺️

ずっと行けずじまいだった岩のぼり。
今日はとっても良い天気で、春の美しさに溢れていて、笑顔の溢れる1日だった🐱🐾

あんなに小さい身体の中で、葛藤とか怖さに打ち克つ強さとか年相応の無邪気さとかが入り乱れてて、心を射たれる瞬間が何度もあった。

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限界に挑むクライミングも素晴らしいけれど、そういやこんな風にクライミングに嵌まっていったっけなと、ひとり思い返していた。

この子たちの人生を形作るその一端になれているのなら、これほどの喜びはないと心から思う。


-転載 2-

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ハッピーな気持ちで過ごした御岳での一日。

したくもないが、苦い話も。

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遊歩道から見えるその岩は、麗らかな陽気の中、変わらずそこに佇んでいる。違和感を覚えることといえば、人影の少なさだろうか。

どんなシチュエーションであろうが誰かしら課題に取り組んでいて、貸し切りなんてよほど特殊な状況だったはず。

今日は亀返しを黙々とトライするクライマーがひとりだけ。

おしい!

ガンバガンバと対岸からみんなで声援を送るが、その和やかな雰囲気とは裏腹に、「忍者返しの岩は死んでしまったんだ」という考えが頭の中を支配する。

鵜の瀬橋エリアに移動する。
のどかな風景と気持ちの良い天気。みんなのガッツ溢れるクライミングに触れ、心が洗われる。

昨年末のチッピングからもどこか現実感の無いままだったし、チップされたホールドを撫でた所で戻る訳でもない。クライミング仲間も皆多くを語らなかった。

とはいえ、いよいよ忍者を見に行くと思うと心が少しざわつく。

強張りを覚えつつもチップされたホールドを観察する。
自分でも思ったより冷静だったのは、さっき応援してた亀返しの人と話しをしながらだったからだろうか。
あー確かに変わってる。なんでこんなことすんだよ。本当に意味が解らない。

岩は岩だし、岩が悲しんでるなんて擬人化したりはしないけど、「遊ばせてもらいます」「ありがとうございました」くらいは自然に思う。みんなそうだよね?
誰かの度が過ぎた我儘がどれ程の人の思いを踏みにじったのだろう。「未熟者がこんなことしてごめんなさい」

一旦忍者から離れ、子供達とマミ岩、白虎岩で登る。
時間ギリギリまで登って3人のナイストライで締めくくり。
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その後はみんなでごしごし、使ったところはお片付け。子供たちはお掃除するのも楽しいみたいで、クライマーとしての将来に安堵する。

ふと忍者返しの岩を見ると、亀返しのラインに真新しいチョークがべったりと残っている。

遠くから来たと言っていた彼は、掃除を忘れるほど疲れ切ってしまったのだろうか。

チッピングを憂いていたのは、自分の楽しみを奪われたというただそれだけだったのだろうか。

わざわざ今この岩を登る者がなぜ?
子供達の前だというのに汚い言葉が口をつく。

現実のものとなった"世紀の大事件"が胸を抉る。嗚咽。
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負の感情は負の連鎖を招くって言うよな。さっきの言い方は良くなかったと反省し、子供達に「さっきのお兄さんはきっと疲れてお掃除忘れちゃったんだ。誰だってそういうことはあるよね。だから、忘れてる人がいたら一緒にお掃除しましょって言ってあげよう!!」と伝えた。
きょとんとしてたけど、これで良い。

楽しかったと100回は言いながら夕飯を食べて、大笑いしながら車を走らせて、子供達が寝た後は少し真面目な話をしたりして帰宅。

穏やかな一日が終わった。

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様々な価値観や成熟度合いがある中で自分はどうあるべきか。

一日経った今日、そんなことばかりを考えている。

結論のない話。まさに乱文。
読んでくれてありがとうございます。


-転載終了ー


今読み返してみても様々な感情が思い返される。

"喜怒哀楽"

なんと的確な言葉だろうか。

今俺の実践しているスタイルは、実は大したことではなくて、俺より凄い人なんてそりゃもう数え切れない程いる。怖くて後回してしてしまうことだって日常茶飯事だ。

大切なのは自分が今"何番目にいるのか"じゃなくて何にチャレンジして成し遂げたかだと思う。

簡単にするにせよ難しくするにせよ、登る対象物に手を加えてしまった瞬間それはチャレンジではなくなる。
そしてそれは他人からも文化を奪う愚劣な行為だ。

俺はここで改めてチッピング=文化を破壊する行為にNOと宣言する。


纏めたようで、結果乱文のままで申し訳ない。
また、いずれ。

乾風 赤城

ブログ始めたばかりですでに更新が滞っておりますな。
凝りだすと長くなるのでざっくりと。

前回に引き続き赤城、3月27日の記録。


今日もせっせと群馬の岩場へ。
今日は誰も都合がつかなかったのでお一人様。
快晴に恵まれてポカポカの日射し、でも風はからっからに乾いていて気持ちいい。
目的の課題がいくつかあるのと、初回にオザーさんに教えてもらった岩に触ってみたかったのでそこから。

かっこいいフェイス 2級
https://youtu.be/HBBzJx8wslo

その名の通りかっこいいフェイスをトライ。
探りつつ離陸ホールドを確定させていく。アップも兼ねてたのでなかなかきつい。ちょうど伸びきる距離感だし微妙に持ち感悪くて苦戦したもののだんだん動けるようになって行けた!
凹面状なので上手く入り込むのがポイントですね。

体にも指にも、精神的にもアップにちょうど良い課題だった(´-`)


きれいなスラブ 4級
https://youtu.be/pWz2bku3n_U

ノリノリで隣のきれいなスラブに移動。

なんとなく塩原のマントル課題に似た雰囲気を感じつつ、気持ち良く登る。

足滑って落ちかけてるけどね!!
実は3トライ目だけどね!!

完全に体も起きたし調子良い~🐱



そして今日の本題に移動、メインエリアへ。

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欠けたんです 初段

https://youtu.be/vs9kg7SY2SI

できた!
前回の敗退から、ジムでこう言う動きの練習して(一回だけだけど笑)臨んだ。

ちょっとスパイシーな下地、超苦手な距離出し/足切れる系の課題だけど、落ちる位置の把握と振られ落ちに気を付ければさほど危険ではない。
まあ、しばらく踵痛かったけどね。

簡単との声も聞かれるけど、自分にとってはこの一手目がとても難しく感じた。
スタじゃ届かないし、中継入れても余計に悪いし一周回ってこのムーブに戻った。

ロケーションも課題もとてもおすすめです。

この調子でダイナミックな動きの苦手意識を払拭していきたいなー。
そんなに甘くないだろうけど。

トライ中、神奈川から来たと言うクライマーさんを熊と勘違いしてびびった。
その方もトライすると言うのでレストしたりエリアを案内したりしてリラックス出来た。
誰かに会うと思ってなかったので思いがけず楽しかった☀

今日はこれの決着を付けたくて来たのでほっと胸を撫で下ろしつつ移動する。

こちらも気になっていたライン。

でこっぱち 2級
https://youtu.be/wQjdMnm3WEA

ランディングの段差が気になるが、不意の欠けに気を付けてコントロールすれば問題ない。

めっちゃオブザベして、集中力高めてファーストトライ。中継にちょうど良いカチを見つけ、着実にムーブを繋いでトップアウト。

まさかのフラッシュ。
このカチッと嵌まって一発で登れるのってやっぱり気持ち良いよなぁ~😺
いつも慎重になりすぎて、オンサイトやフラッシュが殆ど無いのでとても嬉しかった。

因みに正確な言葉としては、

・オンサイトフラッシュ
・ベータフラッシュ

と言います。
「ベータ」は情報とかそう言う意味、「オンサイト」は初見。
情報の有り無しの違いで、「フラッシュ」は一撃ってことですね。


なにやるか迷いつつ、前回宿題にしたハイボールは気持ちが作れなかったので断念。
弱いなぁ。

近くのiron maidenの岩へ移動して、初段のトラバースをトライ。
なにこれスタートから中間ガバまでめっちゃ悪!
リップがと言うか足がない。

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ヒールか?
と気付いたが体が真横になるしよれてるので前半は諦め。
中間部までのムーブが解決出来ない代わり、後半パート~マントルまではしっかり登っておいた。

これで2級位かな?

1日風はごうごう吹いてはいたが、途中から風が強風を通り超して暴風になってきた🌀

ちと早いが終わりにした。

赤城から前橋に下る途中にある、   

あいのやまの湯
http://ainoyamanoyu.com/

で入浴♨️
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複合的できれいで広い!!
おすすめです🐤

時間を見計らってウォールストリートへ。
仕事上がりのオザーさんと高崎の、

チンズバーガー
https://www.tinzburger.com/

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リピート決定ですな!

グルメ(食いしん坊?)のオザーさんのおすすめは間違いない🎵
ウォールストリートまで送りしばしお話をして帰路に付いた。

いやーとんでもなく充実&楽しい1日となりましたは🐱🐾


ところで、前橋辺りの夜景ってめっちゃきれいだよね。
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